新緑の季節だが、なんか重苦しい雰囲気。
自粛生活のストレスは徐々にではあるが確実に蓄積していた。
緊急事態宣言の解除を受けて、近所の山に登ってきました。
途中でクマとの遭遇もありましたが、同行者と相談し登山スタート。
巨木が大きく枝を広げる姿、葉っぱの形。樹皮の模様。
堂々とした幹回りは、我々には感じることのできない時間を過ごしてきたという圧倒的な存在感。
所々で足がとまる。
なぜ、ブナの木を見ると癒されるのでしょう?
のんびり歩いてようやく頂上。
いつの間にかガスが垂れ込んできた。これはうれしい誤算。
道が霧に覆われる。
ガスのお陰か、顔の周りのブヨやハエが減ったような気がする。
そして晴れてきた
緑のグラデーションが素敵。夏に向けて色が変わっていくんでしょうね。
帰りに見つけた小さな世界。
キノコの山みたいだが、はたして食べられるのだろうか?
ソーシャルディスタンス? フィジカルディスタンス?
人間界で人との距離を気にしていましたが、自然界ではまさかのクマと遭遇。
(車で登山口を目指している途中)
島根ではクマとのディスタンスも気にしながら生きていかなければなりません。
初めて肉眼で見た「クマ」は想像より黒く、逞しい
襲われたら一溜りもない。
日常生活では「自分で何でもコントロールできる」と感じてしまう事がある。自然界はそんな下らない思い上がりを否定して、自分の立場を教えてくれる。
クマとの遭遇はそんな思いにさせてくれた。
これからは、一層気を引き締めて自然を楽しみたい。